福岡県直方市の浄水施設の管理業務契約を巡り、特定の業者が下請けとして入れるように請負業者に勧めた見返りに賄賂を受け取ったとして、警察が直方市の係長を逮捕したことがわかりました。


捜査関係者によりますと、収賄の疑いで逮捕されたのは、直方市水道施設課の係長阿部智明容疑者(49)です。

阿部容疑者は、おととしから去年にかけて、市の浄水施設の管理業務を請け負っている業者に対し、直方市の水道設備会社が草刈り業務で下請けで入れるように勧めて受注させた見返りに、釣り具など数十万円相当の物品を受け取った疑いが持たれています。また、阿部容疑者に物品を贈ったとして、直方市の水道設備会社「イオハラ設備」の会社役員・庵原良修容疑者(54)と、福岡市に本社を置く水道資材会社「共立機工」の会社役員と社員のあわせて3人も贈賄の疑いで逮捕されています。

警察は、係長と会社役員らの関係や、どれだけの賄賂の授受があったか調べる方針です。

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