新型コロナウイルス対策として国が休業手当を補填する「雇用調整助成金」およそ200万円を不正に受給したとして、石巻市に住む団体代表の男が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、石巻市鹿妻北1丁目に住む団体代表・菅野芳春容疑者(60)です。
警察によりますと、菅野容疑者は新型コロナ対策として厚生労働省が休業手当の一部を補填する雇用調整助成金をだまし取ろうと考え、宮城労働局にうその申請を行うことで2021年1月から2022年5月までの間、20回にわたり、自らが代表を務める団体の口座に現金合わせておよそ200万円を振り込ませ、だまし取った疑いが持たれています。
去年9月に「雇用調整助成金を不正受給している法人がある」と宮城労働局から警察が相談があり、事件が発覚しました。
警察は「今後の捜査に支障がある」として、菅野容疑者の認否を明らかにしていません。
菅野容疑者が代表を務める団体は、東日本大震災の被災地で弁当販売などを通じ就労支援などを行っていたとみられています。

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