自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、東京地検が萩生田前政調会長を不起訴としたことは不当だとして、刑事告発した大学教授が検察審査会に審査を申し立てる手続きを取ったことを明らかにしました。

これは神戸学院大学の上脇博之教授が明らかにしたものです。

上脇教授は、自民党派閥の裏金事件をめぐり、萩生田光一前政調会長が2018年から2022年までの間に安倍派から受けたキックバックを関連政治団体の政治資金収支報告書に記載しなかったとして、政治資金規正法違反の疑いで東京地検に刑事告発していました。

しかし、東京地検特捜部は今月2日、萩生田氏については「嫌疑不十分」だとして不起訴処分にしていました。

この処分について、上脇教授はきょう、検察審査会に対し萩生田氏らの「不起訴処分は不当」とする申し立て書を送付したことを明らかにしました。

今後、市民でつくる検察審査会が、検察の不起訴の判断が妥当だったか審理することになります。

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