去年11月、福岡県篠栗町で峠道を下っていた軽乗用車がカーブで横転し、助手席にいた女子高校生が死亡するなどした事故で、警察は車を運転していた21歳の男を危険運転致死傷の疑いで逮捕しました。

この事故は去年11月2日未明、篠栗町と須恵町をまたがる若杉山の峠道を下っていた軽乗用車がカーブで横転したものです。

車には男女4人が乗っていましたが、助手席にいた16歳の女子高校生が死亡し、16歳の少女がけがをしました。

その後の捜査で、軽乗用車を運転していた男が制御できないほどのスピードで車を走行させ、カーブを曲がり切れずに事故を起こした疑いが強まったことから、警察は22日、この男を危険運転致死傷の疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは、福岡県飯塚市に住む自称・自営業の池田力(いけだ・ちから)容疑者(21)です。

取り調べに対し池田容疑者は「早い速度で車を運転し右カーブで曲がりきれず横転したことは間違いありません」と容疑を認めているということです。

警察によると、4人は夜景を見に行った帰りでした。

防犯カメラの映像などから運転していた池田容疑者以外の3人が、窓枠から身を乗り出す、いわゆる「箱乗り」をしていたことが確認されたということです。

警察は事故が起きた原因を詳しく調べる方針です。

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