小泊漁港の沖合いで転覆した漁船から乗組員を救助したとして、青森海上保安部は救助活動をした漁船の船長に感謝状を贈呈しました。
表彰状が贈られたのは、小泊漁協の第十八正進丸の船長で、日本水難救済改所属の長谷川正成さんです。
長谷川さんは4月6日の午前4時すぎ、仲間の船の第十八美栄丸から小泊漁港の沖合い、約2km付近で「船が浸水した」との漁業無線を受け、現場に急行しました。
船は、すでに航行不能で転覆寸前でしたが、長谷川さんは危機的な状況にも関わらず、自分の船を操って乗組員を救助したということです。また、その後に転覆した美栄丸の船体を漁港まで曳航しました。
第十八正進丸 長谷川正成さん
「水の(浸水)量が早くて、船を助けようとする状況ではなかった。人命だけでも助けようと思い、美栄丸の船長を助けました。その後1分位で船が傾きひっくり返った」
青森海上保安部 植松剛紀部長
「全国各地にある水難救済会と連携して取り組んでいるので、今回その成果がでたものと思っている」
小泊漁協では万が一に備え、毎年、水難救助訓練を実施していて、今後も青森海上保安部との救助体制の強化に取り組んでいくとしています。
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