北朝鮮から拉致された可能性が排除できない特定失踪者・今井裕さんの兄・英輝さんが、林芳正官房長官と面会し、拉致被害者への認定や見直しについて早急に取り組むよう要請しました。

拉致問題担当大臣を兼務する林官房長官と20日に面会したのは、「特定失踪者」の家族会会長を務める今井英輝さんたちです。

今井さんの弟の裕さんは、当時18歳だった1969年に弘前市の自宅を出たまま行方不明となっています。

家族会は林官房長官に、拉致被害者への認定や見直しについて早急に取り組むよう要請しました。

特定失踪者家族会 今井英輝会長
「拉致認定は日本政府が決めるものです。日本にも拉致解決というアジェンダがあります。早急に認定に取りかかってください」

要請を受けて林官房長官は、「引き続き総理の指示のもとで認定の有無に関わらず、すべての拉致被害者の一日も早い帰国の実現に向け全力で果断に取り組む」と決意を述べました。

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