東京都は、おととし11月に国分寺市の認可外保育施設で、1歳5か月の女の子が、りんごを喉につまらせて死亡する事故があったことを明らかにしました。

東京都によりますと、事故が起こったのは国分寺市の認可外保育施設「さかのうえふれあいえん」で、おととし11月、給食のりんごを食べていた1歳5か月の女の子が眠そうな素振りを見せたため、保育士が誤嚥を防ぐために口に指を入れて、りんごをかき出したところ、女の子は泣き出した後にぐったりということです。

女の子は意識不明で病院に運ばれましたが、入院中に死亡しました。

女の子が食べたりんごは、縦2センチ、横2センチ、厚さ3ミリほどで、自宅ではすりつぶしたりんごを食べていたということです。

これについて都の検証委員会は報告書で、▼幼児が食事中に眠くなった際の誤嚥を防ぐ対処方法が国のガイドラインなどに具体的に示されていないと指摘、そのうえで▼今後は、保育士が適切に対応できるよう、保育施設がマニュアルを作成するべきだなどととしています。

りんごをすりつぶしていなかった点については、1歳半程度の幼児が固形のりんごを食べるケースもあることから、「今回が特殊な食べ方をさせたわけではない」としています。

事故のあった保育施設は「二度と同じようなことが起こることがないように、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

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