鹿児島市の幼稚園に21日、2人の有名ピアニストが訪れ、コンサートを開きました。「できないことはない」、困難を乗り越えた2人の演奏にはそんな思いが込められていました。

大阪出身のピアニスト・西川悟平さん。鹿児島でのツアーにあわせ、21日、鹿児島市の唐湊幼稚園でコンサートを開きました。

西川さんは26歳の時、筋肉が収縮する難病で指を動かせなくなりましたが、リハビリを経て右手の5本と左手の2本を使えるようになり、“7本指のピアニスト”として国内外で活躍しています。
西川さんは園児たちに難病の体験を語りながら、アニメの曲などを披露しました。

続いて、奇抜な衣装で登場したのは、徳永義昭さん。佐賀ののり生産者で、52歳から独学でピアノをマスター。「楽譜の読めないピアニスト」として知られています。

(園児)「楽しかった」「全部かっこよかった。めっちゃがんばっっていきたい(ピアノ)練習する」

(西川悟平さん)「若い世代や今悩んでいる人に不可能なことはないと言いたい。元気に前向きに楽しい人生送ってくださいと伝えたい」

(徳永義昭さん)「いろんなことを経験して経験をピアノの音色に生かせると思うので、子供たちには何でも経験してほしい」

西川さんと徳永さんはあさって23日、霧島市内でコンサートを開く予定です。

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