災害時に、優れた嗅覚を使って被災者を発見する災害救助犬の実演が、弘前警察署で行われ、署員たちが万が一に備えその特性を学びました。
能登半島地震でも活躍した災害救助犬の「もみじ」と「三太郎」が、災害現場に見立てた弘前警察署の敷地内で行方不明者を捜索します。途中にある人や物に惑わされず、においを辿って無事、発見しました。
災害救助犬は、優れた嗅覚で瓦礫に埋もれるなどした人を捜索するために訓練された犬です。
実演に先だち行われた講話では、警察犬は特定の人間の臭いを嗅ぎ分けて、行方を追うのに対し、災害救助犬は臭いを知らなくても空気中に漂う人の臭いを嗅ぎ分け発生源を探すという特性の違いが説明されました。
署員は
「あんなに早く行方不明者などを発見するんだなというので、すごい感動しました」
「情報共有が一番大切ということを、きょう学んだので、被害者の方を救助できるようにがんばっていきたい」
弘前警察署では2023年、警察犬や災害救助犬と48件の捜索活動などを行っていて、これから増える山岳遭難に備え、引き続き連携を図っていきたいとしています。
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