米国の臨界前核実験に抗議し、平和祈念像の前で座り込む被爆者ら=21日午後、長崎市の平和公園

 米国が14日に臨界前核実験を実施したことを受け、被爆者や原水爆禁止長崎県民会議(原水禁長崎)のメンバーらが21日、長崎市にある平和公園の平和祈念像前で座り込みを行い「いかなる国のいかなる核実験も絶対に許さない」と抗議した。抗議文は在日米大使館に郵送した。  強い日差しの中、35人が参加。長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会議長で被爆者の川野浩一さん(84)は「明らかに核軍縮に逆行する。核爆発しないからといって許されるものではない」と怒りの声を上げた。  座り込み後、論評を避けた林芳正官房長官に「もっと広島、長崎を直視しろと言いたい。身内に被害者がいたら言えないと思う」と憤った。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。