高温などにより高値が続く野菜ですが、これからの季節は、長野県産の野菜がお手頃になりそうです。

長野市東和田にある青果店「ファーム大澤屋」。

野菜コーナーをのぞくと、ブロッコリーが「376円」!
キャベツは1玉「519円」!

買い物客:
「野菜高いですね。小松菜とかはだいぶ安くなっているので、安いのを出来るだけ買うように。高くても必要なものは買う」

買い物客:
「キャベツが高いね。粗末のないように、全部上の葉から湯がいたりして食べている」

ピーク時には、1玉600円台後半だったというキャベツ。

産地が変わり、これでも価格が下がったといいますが、2023年の同じ時期と比べると倍以上に跳ね上がっています。

ファーム大澤屋 坂口大(さかぐち・たい)店長:
「雨が降った翌日に気温が上がり、畑で傷んだり、次の生産地との産地リレーがスムーズにいかなかったことが原因」

ふつうは気候に応じて産地の切り替えが進みますが、天候不順で品不足が発生。

ブロッコリーやカリフラワーも同様で、市場に出回る数が減って高値になり、高すぎて、先週は店頭に並べられない日もあったそうです。

坂口店長:
「私たちも苦しいが、お客様はさらに苦しい状況にあると思う」



そんな中、坂口店長がおすすめするのは、レタス類。

坂口店長:
「例年だと6月くらいから長野県産の出荷が始まってくるが、2週間程度早く出荷が始まっている」
「サラダうどんとか、レタス類を使った料理、冷しゃぶなども提案している」

企業努力もあり、21日には、マルチリーフレタスが1パック63円。

このほか、県産の露地ものが続々と出始めるこれからの季節は、キュウリやトマトなどの夏野菜を中心に、お手頃価格で買えるようになるといいます。

ファーム大澤屋 坂口大店長:
「これだけ気温が上がってくると、さっぱりしたものを求めるお客様が多くなっているので、そこに合わせて提供している」

一時的に高騰しているキャベツやブロッコリーも、6月以降は地元農家の出荷が始まり価格が抑えられる見込みで、「県産野菜」を上手に取り入れることで、お財布に優しい買い物が出来そうです。

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