保険会社への提出書類を偽造し自動車保険金を水増し請求しようとたなどとして、自動車整備会社を営む64歳の男が有印私文書偽造・行使および詐欺未遂の疑いで20日、逮捕されました。

逮捕されたのは、長崎県長与町高田郷で自動車整備会社を経営する男(64)です。

警察によりますと、男は昨年6月下旬、自身の自動車整備工場に、左前輪が破裂した事故車が持ち込まれた際、本来は部品販売業者が整備工場に対して発行する「納品書」を偽造した疑いがもたれています。男は、修理に不要な部品も含めて記載していました。

また、男はこの「納品書」と併せ、架空の作業内容を記載した「修理見積書」を損害保険会社に提示して自動車保険金をだまし取ろうとした疑いももたれています。不正に請求した金額は約64万円だということです。

不審に思った損保会社は保険金を支払わず、警察へ届け出ました。

その後、警察が捜査した結果、男の犯行が明らかとなり、20日、有印私文書偽造・行使および詐欺未遂の疑いで逮捕しました。

警察の取り調べに対し、男は容疑を概ね認めているということです。

警察は、整備工場内に共犯者がいる可能性も視野に入れ捜査を進めています。

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