リニア中央新幹線のトンネル工事との関連が指摘される井戸などの水位低下問題で、JR東海は一時中断している工事を再開せず、地質調査を行う方針を明らかにしました。

リニア中央新幹線のトンネル掘削工事が行われている岐阜県瑞浪市大湫町では、ため池や井戸など合わせて14か所で水位の低下が確認されています。

JR東海は16日の会見で、ある程度掘り進めた上で工事を一時中断し、地質の状況を調べる方針を示していました。

しかし、県と市や地元住民からの要請を踏まえて方針を転換し、点検のため中断している工事を再開せず、6月にも地質調査を行うと発表しました。

この工事では、2月中旬にトンネルで湧水が確認されていて、湧水を減らすためにJR東海は20日から地盤に薬液を注入する工事を始めています。

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