交通違反の車を見つけて、交差点に進入した警察の覆面パトカーが、バイクと衝突する事故、バイクの男性が死亡しました。

 大阪府警によりますと20日午前11時すぎ、大阪市中央区谷町5丁目で、交通機動隊の覆面パトカーが赤信号を無視して走った車を現認して、それを追跡するため、サイレンを鳴らして、西から東に谷町筋の交差点に進入したところ、南から北に進んできたバイクと接触する事故が起きました。

 バイクはパトカーの運転席側の側面に衝突。事故を目撃した人によりますと、「パトカーのサイレンが聞こえて、その数秒後に衝撃音のような鈍い音がした」ということです。

 外を見ると、「警察官が転倒したバイクの運転手に声掛けしているような様子があり、その後、警察官が心臓マッサージを行っていた」ということです。

 警察によりますと、男性は意識不明の重体で救急搬送され、その後死亡が確認されたということです。警察によりますと、20歳とみられる男性だということです。

 大阪府警本部交通機動隊は、「亡くなられた方に謹んでお悔み申し上げます。詳細については捜査中ですが、再発の防止に努めてまいります」とコメントしています。

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