アメリカが臨界前核実験を行ったことを受け、原爆資料館にある「地球平和監視時計」がリセットされました。

時計は前回の核実験からの日数を示していて、世界で核実験が行われるたび被爆地から抗議の意味を込めてゼロにリセットしています。

「976日」を表示していましたが、先週14日にアメリカが臨界前核実験を実施したことからリセットされ、表示は「5日」に変わりました。

アメリカの臨界前核実験の実施は2021年9月以来で、バイデン政権下では3回目となります。

原爆資料館 石田芳文 館長
「核兵器廃絶を訴えてきた被爆者の方々、ヒロシマの思いを踏みにじる行為で大変残念。憤りを覚えます」

石田館長はちょうど1年前のきょうサミットで、資料館を訪れたことをバイデン大統領には思い起こして欲しいと話しました。

バイデン大統領には広島市や被爆者団体も抗議文を送っています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。