アメリカ政府が核爆発を伴わない臨界前核実験を実施したことを受け、被爆者らが18日、平和公園(広島・中区)の原爆慰霊碑前で抗議の声を上げました。

アメリカエネルギー省の核安全保障局は、5月14日にネバタ州で核爆発を伴わない臨界前核実験を実施し成功したと発表しました。バイデン政権下では3回目となります。

一方、被爆地・広島では平和公園の原爆慰霊碑前に被爆者らが集まり、アメリカの臨界前核実験に対して抗議の座り込みをしました。

広島県被団 協佐久間邦彦理事長
「臨界前核実験そのものをしないことが核軍縮への一歩となると、核保有国に伝えたい」

また、広島市の松井市長はバイデン大統領宛に「核兵器廃絶を求める人々の願いに背くもので、断じて許すことはできない。今後一切の核実験の中止を求める」とする抗議文を送りました。

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