駐車中の自動車内で、部下の妻の着衣の中に手を差し入れ胸を揉むなどした不同意わいせつの罪に問われている男の論告求刑公判が15日開かれ、検察は懲役1年6か月を求刑ました。
不同意わいせつの罪に問われているのは、鳥取県内に住む男(44)です。
起訴状などによりますと、男は2023年9月3日午前1時頃~午前1時20分頃までの間、鳥取県内に駐車中の自動車内において、女性に対し、いきなりその身体に両腕で抱きつき、着衣の中に手を差し入れ女性の胸を揉み、さらに着衣の上から女性の陰部を手指でなでて触った上、女性の手をつかんだ上、ズボンの上から自分の陰茎を触らせるなどのわいせつな行為をした不同意わいせつの罪に問われています。
15日に鳥取地裁米子支部で開かれた論告求刑公判で、検察側は、被害女性は男の部下の妻で、「夫の上司」という断れない立場を利用して、言葉巧みに車内に誘導。強引かつ暴力的な行為だとして、懲役1年6か月を求刑ました。
一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。
最後に裁判官が被告に聞きました。
裁判官
「検察側の厳しい意見を聞いてどう思いましたか」
男
「ただただひどいことをしたと…厳しい指摘をされてもやむを得ないと思います」
裁判官
「最後に言っておきたいことはありますか」
男
「本当にすみませんでした」
判決は6月5日に言い渡されます。
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