沖縄本島地方は15日にかけて記録的な大雨となっていて、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

沖縄地方は前線に流れ込む湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となっています。
14日夜から激しく雷が鳴り響き、記録的な大雨になっているところがあります。

14日午前0時から15日午前10時までの雨の量は伊是名村で158.5ミリ、那覇市で144.5ミリです。

また伊是名村では15日午前9時30分までの24時間の雨の量が155.5ミリを観測し、4月の観測史上最大となりました。

また、渡名喜村では午前11時までの12時間の雨の量が209.5ミリとなり、観測史上最大となる記録的な大雨となりました。

県の防災危機管理課によりますと、午前11時時点で人的被害や土砂災害など大雨による被害の情報は入っていないということです。

15日の本島地方では、1時間に60ミリの非常に激しい雨が降る見込みです。先島諸島でも30ミリの激しい雨が降る恐れがあります。

土砂災害警戒情報が発表されている本島南部、国頭地区、久米島では土砂災害に
厳重に警戒してください。

また、本島地方では浸水や河川の増水などに警戒し、落雷や突風に十分注意してください。

一方、通勤時間帯の大雨で交通に影響が出ました。

那覇市の国場では、落雷によって信号機がつかなくなり、通勤時間帯と重なったことから渋滞が発生しました。

各地で渋滞が発生し、国道58号は那覇ー嘉手納間の南向けで、国道330号は
那覇ー沖縄市の間の南向けで断続的に渋滞が発生しています。

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