長崎特産の高級フルーツ「びわ」。茂木で収穫される形が普通のものとはちょっと違ったびわが話題となっています。

(びわ畑で探す)
笑味GARDEN 坂本雄二代表:
「ここらへんに…これこれこれ。たぶんこれがハートになっているであろうビワちゃんです」

収穫されたのは形が普通と違う“ハート形のびわ”。1,000個の中からわずか1~2個の割合で商品化されるという激レア品です。

松尾京香記者:
「《ハートのびわ》いただきます。とっても瑞々しくてすっごく甘いです」

坂本代表:
「全体的に見渡して、ポコンと割れているみたいな感じの実があるとね」
松尾:「真ん中が少し割れている?」
坂本代表:「それが玉が大きくなるにつれて周りが大きくなって膨らんで。ぽこんて凹んでいるところが残ってハート(の形)になるみたいな」

《ハートのびわ》を生産しているのは、茂木地区で創業100年以上というびわ農家、笑味GARDENです。

農園の2代目当主 中村昭洋さんが病気になり一時廃園の危機に陥りましたが、中村さんの娘夫婦ら4人が異業種で培った経験を生かして立て直しに取り組みました。

《ハートのびわ》は数年前、次女の本田恵子さんが見つけました。

品種は長崎のブランドびわ「なつたより」で、それをさらに厳選しています。

笑味GARDEN 本田恵子さん:
「箱詰め作業をしている中で、かわいいと思ったものは自分の楽しみ用にとっていたんですよね。それを姉と“かわいいハートがあるんだよ”と話していたのが最初のきっかけで。ごく稀にしかできなくて、それがとっても珍しいことなんだっていうことに気づいて」

2年前にはハートのびわを詰め合わせてSNSでPR。この時は息子の入籍祝いにと応募した人にプレゼントしました。

プレゼントの当選者 中里真貴子さん:
「これ一緒に食べてっていうことで(息子に)渡したら、すごくお嫁ちゃんの方も喜んでくれました。ハートの形っていうのがやっぱりすごいなと思って感動しました(また購入して)食べてみたいです」

坂本さんは《ハートのビワ》でビワの里・茂木に元気を与えたいといいます。

笑味GARDEN 坂本雄二代表:
「《ハートのびわ》で、茂木のブランド力をもっと高めていって農家さんたちとか、もっと潤ってくれればいいなって思います」

ハートのびわは数量限定で出荷されます。ハートのびわが1つ入った8粒入りの1万4,000円から購入することができ、ハートのびわが6粒入った最高級のもので49,000円となっています。
WEBサイトで注文を受け付けていて、ハートのびわが揃い次第、発送するということです。

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