石川県内で鉄道やバス事業を展開する北陸鉄道(金沢市)は17日、能登半島地震の3月末までの影響額が3億6500万円に上ると明らかにした。損壊した建物の修繕、解体の費用やバスの運休によるものとしている。  石川県輪島市や七尾市のバス事業所などが損壊した。地震後に、能登地方と金沢方面を結ぶ特急バスや、金沢市内の周遊バスの運休が続いた分の減収も反映した。  同時に発表した24年3月期連結決算は、売上高に当たる営業収益が前期比8・3%増の111億8千万円、純利益は26・3%増の8億2500万円だった。  宮岸武司社長は金沢市で開いた記者会見で「中長期的には減収減益傾向にある」と説明した。


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