安定的な皇位継承のあり方をめぐり、皇族数の確保策について議論する衆参両院の議長や各党の代表者らによる初会合が開かれ、額賀衆院議長は今の国会会期中に意見の取りまとめを目指す考えを示しました。

安定的な皇位継承をめぐっては、2022年に政府の有識者会議が、▼女性皇族が婚姻後も皇室に残る案や、▼養子縁組を可能とし、旧宮家の男系男子を皇籍に復帰させる案を軸とする報告書を国会に提出しています。

17日に衆議院の議長公邸で行われた初会合には13の党や会派の代表者らが出席し、有識者会議の報告書について意見を表明しました。

額賀福志郎 衆院議長
「安定した皇位継承とか、皇室の減少の問題については、各党会派の意見の調整をした上で、国民的な合意、国民の総意をまとめていくことが私どもの仕事だと思っています」

額賀衆院議長は今後、毎週木曜日に会議を行い、今の国会の会期中に意見の取りまとめを目指す考えを示しました。

一方、立憲民主党の野田元総理は会期末の6月23日まで5回しか議論の場がないことを指摘した上で、「このペースではとても無理ではないか。早く合意できればいいが、そう簡単ではない」と疑問を呈しています。

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