今年に入り運転免許の更新と警察署への電話に関して変化がありました。一部で変化についていけていない状況もあるようです。

熊本県菊陽町にある運転免許センター。4月1日から金曜日に免許更新の手続きができなくなりました。職員の時間外労働の削減などが目的です。

運用開始から1か月以上経ちましたが、金曜日に免許更新に来る人がいます。

センター職員「金曜日は更新の手続きをやってないんですよ」
免許更新に来た人「ありゃそうなの?うっかりです。誕生日1か月前ということで来たんですけど…」

免許更新に来た人「きょうはやってないんだって?せっかく芦北から来たのに~!また来ないといけません、また(息子に)連れてきてもらう」

県警によりますと4月、少なくともおよそ130人が金曜日に手続きにきたということです。

県警は更新の時期に届くはがきをよく見て「手続き可能な日」を確認してほしいと呼びかけています。

熊本県警察本部 運転免許課 宮村幸聖さん「更新に必要な手続きの内容は更新通知のはがきの中に書いているので、よく読んで来庁していただければスムーズな手続きが出来るかなと」

110番の通報が増えている?

「事件ですか、事故ですか?」

続いて、110番通報を受ける県警の通信指令室。110番通報をめぐって今ある変化が起きています。

熊本県警察本部 総務課 竹下洋次郎さん「110番の通報件数が増えている」

その背景には警察署にかかってくる電話への対応が変わったことがあります。

竹下さん「これまで人の手で行っていた電話交換業務について、音声ガイダンス装置を通じて行うことで警察業務の合理化・効率化を図る」

今年3月から音声ガイダンスを通じた電話対応となりました。

「(音声ガイダンス)こちらは熊本中央警察署です。ご希望の番号を選択すると担当職員につながります」

担当の部署につなぐため番号を入力する必要がありますが、面倒に感じ110番通報する人がいると見られています。

県警は音声ガイダンスの周知を強化したいとしています。

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