上空には寒気 下層には暖湿気 大気の状態が非常に不安定に

15日、広島地方気象台は、中国地方に「突風と降ひょう及び落雷に関する気象情報」を発表しました。中国地方では、16日明け方から17日にかけて、大気の状態が非常に不安定となるため、激しい突風や降ひょう、落雷、急な強い雨となる可能性があるとして注意を呼びかけるものです。

16日(火)は、中国地方の上空約5500メートルに、ー18℃以下の寒気が流れ込む一方で、日本の東の高気圧の縁を回って南からは暖かく湿った空気が流れ込む見込みです。このため中国地方は大気の状態が非常に不安定となります。

発雷確率をみると、中国地方では朝から確率が高くなっていて、午後は広く発雷確率が50%を超えています。特に夕方前後には75%以上の非常に高い確率のエリアが島根・鳥取・広島・岡山の4県が接する県境付近に出ています。

16日(火)3時間ごとの発雷確率を詳しく

中国地方では、16日明け方から17日にかけて、激しい突風や降ひょう、落雷、急な強い雨に注意してください。農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。

発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

<防災事項>
竜巻などの激しい突風、降ひょう、落雷、急な強い雨、農作物や農業施設の管理

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