衆議院東京15区の補欠選挙で他の陣営の演説を妨害したとして、警視庁は政治団体「つばさの党」の代表者ら3人を公職選挙法違反の疑いで逮捕しました。警視庁クラブから中継です。

警視庁は「つばさの党」が行っていた他陣営への妨害行為について、「選挙活動の一線を越えた」として代表者らの逮捕に踏み切りました。

公職選挙法違反の疑いで逮捕されたのは、政治団体「つばさの党」から▼出馬し落選した幹事長の根本良輔容疑者(29)、▼代表の黒川敦彦容疑者(45)、▼組織運動本部長の杉田勇人容疑者(39)の3人です。

3人は先月16日、東京・江東区にあるJR亀戸駅前で衆議院東京15区の補欠選挙に無所属で出馬していた乙武洋匡氏の演説を拡声器を使うなどして妨害した疑いがもたれています。

警視庁は3人の認否を明らかにしていませんが、代表の黒川容疑者は逮捕前の取材に対し「あくまでも言論の行為に基づいたこと」などと主張していました。

そして、捜査を担当する捜査二課はさきほど特別捜査本部を設置しました。

公職選挙法違反事件で特別捜査本部が設置されるのは極めて異例で、警視庁は今後、事件の全容解明を進める方針です。

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