大阪公立大学に保管されていた青酸カリと青酸ソーダがなくなっていた問題で、大学側が紛失に気付いてから2週間近く警察に報告していなかったことが分かりました。

 大阪公立大学によりますと、5月2日、工学研究科の研究室で青酸カリ25gと青酸ソーダ25gがなくなっていることに教員が気付いたということです。合わせて160人から250人分の致死量にあたり、最後に確認されたのは去年6月の定期点検でした。

 毒劇物取締法では、青酸カリなどを紛失した際には警察に速やかに届け出る義務がありますが、大学側が警察に報告したのは発覚から2週間近く経ってからでした。

 大学側は教員や学生が誤って紛失した可能性が高いとみていますが、警察に被害届を出すことも検討しています。

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