東京・銀座の高級クラブに営業時間外に侵入し、店内に火をつけたとして、この店で勤務していた元「ボーイ」の男が警視庁に逮捕されました。

非現住建造物等放火の疑いで逮捕されたのは、稲本恵司容疑者(38)です。

警視庁によりますと、稲本容疑者は今年3月、銀座の会員制クラブに侵入して火をつけ、店内のカウンターや天井などを焼いた疑いがもたれています。

記者
「以前こちらのクラブに勤めていた稲本容疑者は、鍵がかかっていない裏口の扉から侵入したということです」

関係者によりますと、稲本容疑者はこのクラブでおよそ8年間「ボーイ」として勤務していて、犯行当日は顔がわからないように覆面をしたり、防犯カメラのレンズにテープを貼ったりするなど、自らの犯行を隠そうとしていたということです。

警視庁は稲本容疑者が施錠の状況などを把握していて、元従業員としての知識を利用して犯行に及んだとみています。

また、捜査関係者によりますと、稲本容疑者は店に侵入した後、更衣室の棚に保管されていた「山崎18年」「響」など、多数の高級ウイスキーを盗む様子も別の防犯カメラなどで確認されていて、警視庁が余罪を調べています。

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