リニア中央新幹線のトンネル工事が進む岐阜県瑞浪市で井戸などの水位が下がったことを受け、JR東海は工事を一時中断し、調査を行うことを明らかにしました。

JR東海 丹羽俊介社長
「地域の皆さまや関係自治体に報告して、きめ細かくコミュニケーションを取りながら真摯に対応していく」

リニア中央新幹線のトンネル工事が行われている瑞浪市大湫町では、井戸やため池などあわせて14か所で水位が下がっているのが確認されています。

JR東海の丹羽俊介社長はきのうの会見で、周辺で地下水に影響する工事がリニア工事のほかに行われていないことから、「この工事が影響している可能性が高い」としたうえで、水田が広がる盆地の手前まで掘り進めたうえで工事を一時中断し、地質の状況を調べるボーリング調査を行うと明らかにしました。

調査の開始時期や期間については未定としていますが、丹羽社長は「今回のことで開業時期に影響が出るものではないと考えている」としています。

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