北海道十勝地方の豊頃町が発注した工事などめぐり、豊頃町の元課長と土木業者の男が逮捕された贈収賄事件で、業者側から入札で便宜を図るよう頼んでいたことがわかりました。

北海道豊頃町の元施設課長、越谷光裕容疑者61歳は、豊頃町が発注した工事の入札で、町内の土木業者「十勝開発」が落札できるよう便宜を図り、代表取締役の松本司容疑者66歳から、約14万円相当の飲食などの接待を受けた疑いが持たれていて、2人は、16日、身柄を検察庁に送られました。

警察は2人の認否を明らかにしていません。

警察によりますと、松本容疑者から、元施設課長の越谷容疑者に入札で便宜を図ってほしいなどと、頼んだということです。

落札したのは、中学校の駐車場と歩道の改修工事の2件で、落札率はいずれも約98パーセントでした。

警察は、2人が関係を深めたいきさつを調べています。

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