長年にわたり警察署の標札文字などを書いてきた長野市の書家の男性に16日、県の公安委員会から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、長野市篠ノ井にある「驥山館(きざんかん)」の館長を務める書家の川村龍洲(かわむら・りゅうしゅう)さん78歳です。

川村さんはこれまで、5つの警察署の玄関にある標札の文字を書いたほか、署訓なども寄贈していて、およそ30年間にわたって、警察職員の士気高揚に貢献してきたとして感謝状が贈られました。

また、書道教室に通う子どもたちに、特殊詐欺を啓発する標語を書かせるなど、防犯活動や教育にも力を入れていて、感謝状を受けるのは今回が2度目です。

川村龍洲さん:
「啓発の意味も込めて、筆文字を残すというのは我々の仕事だと思う」

川村さんは今後も警察署の標札を書いたり、書を寄贈する予定です。

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