防災士アナウンサーと共に学ぶ『防災なび』

今回は、地震が起きた際の「家の中の安全」について考えます。

実は、家の中には危険がたくさんあるんです。

揺れが強い場合には…
時計が落ちたり、窓ガラスが割れて飛び散ったり、背の高い棚やタンスも危険。

2004年に最大震度7を記録した中越地震のシミュレーション映像でも、棚からは電子レンジも落ち、食器などが散乱しているのがわかります。

家具が倒れたり、中のものが飛び出てきたりする危険もある地震に対して、どのように備えるべきなのか?

日ごろの対策が大切ということで、新潟市東区のホームセンターを取材しました。
元日に起きた能登半島地震をきっかけに、防災用品の需要が高まっているそうで、防災コーナーには、家の中で使う防災用品がズラリと並んでいました。

【コメリパワー河渡店 村山優さん】
「最近一番問い合わせが多いのは、突っ張り棒式の耐震ポールですね」

タンスなど背が高い家具の上に設置し、地震による家具の転倒を防ぐものです。

開き戸の前に貼り付けて扉にロックをかける商品も人気で、割れやすいコップなどの入った食器棚におすすめだそうです。

家の中で使う防災用品の需要は能登半島地震以降に高まっていて、1・2月の売り上げは前の年と比べて5倍以上だということですが、「地震はいつ起きるか分からないので、準備しておいた方が安心安全」だと、村山さんも話していました。

こんな商品も…

壁と家具を固定する強力な粘着テープに、さまざまな形のかわいらしい“耳”がついているものです。貼り付けると、ウサギやパンダやクマの顔ができあがります。
防災用品は機能重視で、シンプルなデザインのイメージがありますが、かわいい動物の顔があるのがいいですね。

かわいいだけではなく、機能もしっかりしているのがポイント。
耐荷重は約160や200kgで、震度7相当の地震にも対応できるそうです。

防災用品への意識が高まっている中で、このようなものを活用しながら、改めて家の中の防災について見直してみましょう。

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