福岡市中央区の寺に侵入し、香炉を盗んだとして73歳の男が15日、逮捕されました。袴のようなものを着て犯行に及んだとみられる男は過去にも似たような手口で検挙されていたということです。

建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは福岡市中央区鳥飼に住む無職・渕上広志容疑者です。渕上容疑者は今月4日、中央区今泉の寺の本堂に侵入し、香炉1個(時価10万円相当)を盗んだ疑いが持たれています。

警察によりますと、寺に設置されていた人感センサーが反応し、駆けつけた警備員が敷地内で袴のようなものを着た男とすれ違いました。男はその場から立ち去りましたが、警備員の証言や周辺の防犯カメラなどの捜査で渕上容疑者の関与が浮上。渕上容疑者は過去に似たような手口でさい銭を盗んだ疑いで検挙されていたということです。

取り調べに対し、渕上容疑者は「お寺に入ったことは間違いないが、香炉は取っていない」と容疑を一部否認しています。

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