八戸港(青森県)の主力になっているイカ漁の先陣を切って、中型イカ釣り船が15日に家族や関係者に見送られながら出港しました。北太平洋の漁場へ向かい、ムラサキイカを狙います。

八戸機船漁協所属の第二十一正進丸184トンは、15日に八戸港の館鼻岸壁で船に荷物を運び込み、八戸港の中型イカ釣り船では今シーズン初めて出港しました。

八戸港のイカの水揚げは近年、スルメイカは不漁が続いているため、関係者は5月から始まるムラサキイカ漁に期待を寄せていて、商品開発などにも力を入れています。

正進丸を所有する 丸吉 関川順悦常務取締役
「(漁への期待は)当然採算ベースになるように持ってきていただきたい。我々も付加価値がある商品を、丁寧に鮮度良く持ってきて付加価値つけて売る」

家族や関係者に見送られて出港した船は、1週間ほどかけて漁場となる北太平洋に向かい、このあと出港する15隻あまりの中型イカ釣り船とともに、ムラサキイカ漁を行ない、7月末に八戸港に水揚げする予定です。

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