東京・千代田区の画材店で高級な絵の具セットなどおよそ25万円分を盗んだとして、28歳の会社員の男が警視庁に逮捕されました。JNNは犯行の瞬間をとらえた防犯カメラ映像を入手しました。

今年2月、千代田区の画材店に足早に入ってきた白いパーカー姿の男。買い物かごに次々と商品を入れていきます。周りを気にする素振りを見せた、次の瞬間。防犯カメラに背を向け、かごに入った商品を左手で取り、リュックに入れました。さらに、絵の具セットを自分の服の中に入れる大胆な犯行の瞬間も、防犯カメラがとらえていました。

この画材店で高級絵の具のセットなど14点、およそ25万円分を盗んだとして、警視庁は板橋区の会社員・柳川和樹容疑者(28)を逮捕しました。

警視庁によりますと、店員が新商品の絵の具セットがなくなっていることに気付き、販売した履歴もないことから防犯カメラを確認。柳川容疑者による犯行の様子が映っていたことから、被害が発覚しました。

犯行を隠すためだったのか、店員にこんな質問をする場面も。

柳川容疑者
「買った時に郵送ってできますか?」

被害を受けた店の社長は…

被害を受けた文房堂社長
「今回あまりにも点数が多いというのと、完全に高額商品を狙われていたので、もう許せないと。もう憤りしかなかったですね」

警視庁によりますと、柳川容疑者は1万円以上の高額な絵の具セットばかりを狙い、犯行後、フリーマーケットサイトに出品。

取り調べに対し「生活費の足しにしたかった」「売れそうな物を選んだ」と容疑を認めているということで、警視庁は余罪を調べています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。