大雨の原因となる「線状降水帯」。

その発生予測が、これまでより範囲を絞り込んで発表されます。

去年6月、豊橋市や豊川市などの愛知県東部に大雨をもたらした「線状降水帯」。

気象庁は、線状降水帯の発生が予測された場合、これまでは半日から6時間前に、東海地方などの「地方単位」で呼びかけをしていましたが、5月28日午前9時からは、最新のスーパーコンピューターを活用して範囲を絞り込んで「県単位」で発表することになりました。

気象庁は、線状降水帯の発生予測が出された場合、「大雨に対する心構えを一段と高め、地元の気象台が発表する防災気象情報に留意してほしい」と呼びかけています。

一方、愛知県田原市では大雨が増えるシーズンを前に、5月15日、線状降水帯の発生予測が出た時に向けた訓練が行われました。

田原市では、河川の氾濫など水害による被害の軽減や水防体制の強化を図るため、毎年この時期に訓練を行っています。

今回は、夕方から夜遅くにかけて線状降水帯が発生すると予想された場合の想定で、参加した約30人の職員らは、避難所をいつ開設するのかなど大雨に備えた対応を確認していました。

(田原市 防災対策課 宮地勲係長)
「昨年の線状降水帯の件もあるので、気持ちの準備やどういった対応をするか、改めて確認しておくことが大事」

また午後には、市内の排水機場で、溜まった雨水を排出するポンプの点検なども行われました。

愛知・豊橋市(去年6月)

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