広島市の平和公園の原爆慰霊碑におさめられている死没者名簿の「風通し」が行われました。ことしは初めて、インターネットでもライブ配信されました。

原爆死没者名簿の「風通し」は湿気を取り除くため、毎年、梅雨入り前のこの時期に行われています。

慰霊碑におさめられた名簿は全部で126冊。去年8月5日までに亡くなった被爆者、あわせて33万9240人の名前が記されています。

市の職員は石室の中から1冊ずつ名簿を取り出し、風を当てました。

また、ことしは「風通し」の様子を小・中学校の平和学習にも活用してもらおうと、初めて、YouTubeでライブ配信しました。

広島市原爆被害対策部　上本慎治課長
「若い世代に伝えていきたい。死没者を慰霊し、8月6日を迎えてほしい」

この1年間に新たに亡くなった被爆者の名前は来月上旬から名簿に記帳されます。

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