去年3月、大阪市生野区の交差点で歩行者をはねて2人を死亡させるなど、計7人を死傷させた罪に問われている76歳の元タクシー運転手の初公判が始まりました。

 起訴状などによりますと、門真市の元タクシー運転手・斉藤敏夫被告(76)は、去年3月20日、生野区の今里筋の交差点でタクシーを運転中に赤信号を無視して交差点に進入。

 横断歩道を歩いていた、当時67歳と当時73歳の女性2人を死亡させ、さらに5人にけがを負わせた過失運転致死傷の罪に問われています。

 タクシーは走行を続け、植え込みに突っ込んだ状態で停止しました。

 斉藤被告は、過失運転致死傷とひき逃げの容疑で逮捕・送検され、当時の警察の調べに対し「全面的に私が悪い」と話していました。

 大阪地検は去年4月、斉藤被告の当時の精神状態を調べるため、約4か月間(去年4月日~8月7日)鑑定留置した結果、刑事責任を問えると判断し、過失運転致死傷罪で起訴しました。その一方で、ひき逃げの容疑については不起訴処分としました。

 5月15日、大阪地裁で開かれた初公判で、斉藤被告は起訴内容を認めました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。