当時11歳の男児に、油圧ショベルで廃材を運ぶ「危険有害業務」をさせたなど労働基準法違反の疑いで、愛知県東海市の建設会社社長ら男2人が逮捕されました。

逮捕されたのは、愛知県東海市にある建設会社の社長、氷室優容疑者(46)と、この会社の取締役兼工事部長、小川直人容疑者(38)です。

氷室優 容疑者(46)
小川直人 容疑者(38)

警察によりますと2人はことし2月、18歳未満であることを知りながら、当時11歳の男児に油圧ショベルを運転して廃材を運ばせたほか、去年4月からことし3月にかけて、東海市内の事業所で、15歳未満であることを知りながら、当時10歳から13歳の男児に作業場の清掃やトラックの荷下ろしなどの業務につかせた、労働基準法違反の疑いがもたれています。

男児はいずれも、氷室容疑者が別に経営する、ひきこもりや不登校児童に対する全寮制の自立支援施設に入所していました。

警察の調べに対して、氷室容疑者は「間違いありません」と容疑を認め、小川容疑者は油圧ショベルの運転について「私は指示していません」と関与を否定しています。

警察が動機などを詳しく調べています。

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