富山県射水市のカニかご漁が14日、今シーズンの最終日を迎えました。能登半島地震の影響で不漁続きだった今シーズン、最後くらいは豊漁といきたいところですがはたして。

14日未明、新湊漁港から出航したのは、塩谷久雄さんが船頭をつとめる「久栄丸」です。この日は、4日前に海底に設置した68個のカニかごを引き揚げました。

射水市・新湊のベニズワイガニ漁は能登半島地震の後、海中に設置していたかごが土砂に埋もれたり流されたりしてしまう被害にあいました。

2月から漁を再開しましたが、漁獲量は去年の3割程に激減しています。

そしてこの日、今シーズン最終日を迎えました。

竹内ジーナ記者:「今一つ目のカニかごが上がってきました。2杯でしょうか」

2つ目のかごは・・・

竹内ジーナ記者:「今回はすごくたくさん入っています。」

その後もかごによって漁獲量はまちまち。

塩谷さん:「能登半島地震の後にしたらこれでいいがだけど、地震前と比べたらまだ少ない、入り方が」

去年の同じ時期には、およそ40ケース取れていたということですが、この日の水揚げは18ケース。半分以下の水揚げで今シーズンの漁を終えました。

塩谷さん:「きょうのカニかごの中のカニの入りよう少なかったけども、これで最後やからね。残念な結果やね。秋の水揚げに期待していこうか、それしか方法ないと思う」

来シーズンのベニズワイガニ漁は9月1日解禁です。

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