オリーブオイルが過去に例がないほど高騰しています。
メーカーによっては5月の値上がりが8割となり、イタリアンレストランは値上げ対策に迫られています。

にんにくの香りが食欲をそそるペペロンチーノやとろけるチーズのピザ。
そんなイタリア料理に欠かせないオリーブオイルが今…

Veniteオーナーシェフ 森澤昌之さん:
「うちでもよく使うので、正直痛い」

中央市のイタリアンレストラン「Venite」です。

メニューの8割にオリーブオイルを使用するため、その大幅な値上げに頭を悩ませています。

Veniteオーナーシェフ 森澤昌之さん:
「炒める方はランクを落としても良いのかなと思ったのですが(できなかった)」

オリーブオイルは5月、メーカーによって最大で6割から8割値上がりしました。
主要産地のヨーロッパで起きた大規模な干ばつによる不作や円安の影響です。

Veniteオーナーシェフ 森澤昌之さん:
「輸入物だから(価格が)反映されるまで時間がかかると言っていたので、現状を見ている」

この店の仕入れ価格は現在3L約5000円ですが、今後は倍の1万円まで上がると見込んでいて、在庫を多めに抱えるなど対策を考えています。

Veniteオーナーシェフ 森澤昌之さん:
「僕自身の方針としてはクオリティだけは下げない。その分上がるようだったら値段として反映させてもらうが、その代わり常に良いものを提供するということにこだわりを持っている」

オリーブの生産量が回復する見込みは立っていないということで、飲食店も家庭も家計のやりくりに悩む日が続きそうです。

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