身近な路線バスが、交差点で不適切な運転をしていました。

動画サイトのYouTubeに公開された映像には、5月8日に岐阜市内を走る岐阜バスが交差点で右折レーンに入って停車する様子が映し出されます。

この時点で、バスの車体は一部が対向車線にはみ出していました。

次の瞬間、前方には別の乗用車が停車して右折待ちをしているにもかかわらず、バスは完全にセンターラインをオーバーし、乗用車を強引に追い越して交差点を右折していきました。

バスが交差点に差し掛かった時点で「矢印信号」は既に黄色に変わっており、右折中には赤信号になっていました。

動画が撮影されたのは岐阜市鹿島町の信号交差点、問題のバスは「山県(やまがた)バスターミナル発・西鏡島(にしかがしま)行き」で、岐阜バスによりますと、当時は複数の乗客が乗っていたということですが、転んだ人や、けがをした人はいなかったということです。

(近所に住む人)
「普段は良い運転をしているが(この)動画に関しては、かなりひどい運転かなと」
「やっぱり、ちゃんと(交通ルールを)守ってもらわなければ困る」
「バスは大きいので、ちょっと(歩行者と)当たっただけでも大惨事になると思うので気を付けて運転してほしい」

動画が公開された後の5月11日、動画を見た人から岐阜バスに問い合わせがあり発覚。

バスを運転していた男性社員は、岐阜バスの聞き取りに対して…

(男性社員の証言内容)
「右折の矢印が出ていたのに、前の軽乗用車が進まなかった。運行時刻のこともあって、あのような運転になった」

岐阜バスは5月12日、警察に対応を相談したということで、CBCテレビの取材に「交差点に進入した時点で赤信号ではないので、交通違反ではないと認識しているが不適切だった。いくら前の車が動かなくても待つべきだった」とコメントしています。

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