中国が台湾に武力行使をする「台湾有事」が懸念される中、陸上自衛隊第8師団が熊本で実弾を使った射撃訓練を行っています。
5月に入り山都町の大矢野原(おおやのはら)演習場で訓練しているのは、陸上自衛隊西部方面隊第8師団に所属する鹿児島県の奄美警備隊です。
南西諸島の防衛の最前線を担う部隊で、島に射撃訓練場がないため、毎年、熊本で実弾を使った射撃訓練をしています。
記者「これから奄美警備隊による84ミリ無反動砲の実射訓練が行われます」
84ミリ無反動砲は主に戦車の攻撃に使われます。
200メートル先の的に向け一発目が発射されました。
弾を発射する際、後方に爆風が巻き起こります。
これは反動の衝撃を後方に逃がすためで、後ろに人が立たないよう慎重に訓練が行われます。
奄美警備隊に与えられた弾は11発でした。
実弾を使った訓練はあす(5月14日)も行われ、装備の実戦的な扱い方を確認します。
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