熊本地震からきょうで8年です。被災した地域の姿は変化を続けています。

きょう追悼式が開かれ、20人の遺族が参列しました。2016年4月の熊本地震では、震度7を2度観測し、熊本・大分両県で災害関連死を含め276人が亡くなりました。

息子亡くした 大和卓也さん
「(8年経ち)復興に向けての動きは非常に表に出て見えてきている。そういった中でも残されている人がまだまだいる」

また、熊本県内ではピーク時にはおよそ4万8000人が仮設住宅などで生活していましたが、去年3月、県内最後の仮設団地が閉鎖し、その場所は更地となっています。

そして去年7月には、被災して運休していた南阿蘇鉄道が運転を再開するなど、インフラの整備はほぼ完了しています。

沿線の駅で古本店を営業する女性
「列車に乗っている人に手を振って、笑顔で迎えられていることがうれしい」

一方、被害が甚大だった益城町では、区画整理事業の影響で2世帯4人が今も住まいの再建ができていません。

きょうの追悼式で、熊本県の蒲島郁夫知事は「最後の1人が住まいの再建を成し遂げるまで支援を続ける」と述べました。

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