2023年9月に店舗5棟を含む13棟を焼く火事があった新潟県魚沼市の小出地域で、全焼した理容店が慣れ親しんだ商店街での営業再開を誓い、再起への一歩を踏み出しました。

魚沼市小出(こいで)地域の商店街で執り行われた地鎮祭に参列した安藤ミイ子さん(71歳)。火事が起きるまでこの場所で40年以上理容店を営み、1人で店を切り盛りしてきました。

「最初はもう、火災自体が自分の中でなかなか消化しきれなくて、まして家が無くなるということは考えられなかった」

街が焼けた火事で安藤さんの店舗兼住宅も全焼。
現在はアパートで暮らしながら、別の場所を借りて理容店の営業を続けています。

被害を受けた5店舗の全てが、商店街での営業再開を決めたわけではありません。
戻れない人もいる中で安藤さんが店の再建を決めたのは、背中を押してくれるお客の存在があったからです。

「一回離れてみて本当に分かった。ここの町内の人皆さんにあたたかくしてもらって、それで生かされてきたんだなとすごく感じている。ここにもう一回帰りたいっていう気持ちが強かった」

安藤ミイ子さんは、慣れ親しんだ商店街で、11月の営業再開を目指しているということです。

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