「長良川鵜飼」が開幕し、かがり火の下でアユを追う鵜匠とウ。観覧船から乗客らが見守った=11日夜、岐阜市

 1300年以上の歴史を持つ伝統漁「長良川鵜飼」のシーズンが11日、岐阜市で始まった。新型コロナウイルス対策として昨年度一部で実施した観覧船の乗客者数制限を全て解除し、観光客増を目指す。新たなオンライン予約管理システムでは英語入力にも対応し、インバウンド(訪日客)増加を狙う。  シーズン中は、中秋の名月に当たる9月17日や増水時などを除き、10月15日まで毎日行われる。市によると、昨年の観覧船乗客者数は7万3101人で、今年は9万人を目標とする。市は長良川鵜飼の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録を目指している。


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