シイタケにも、インバウンドの波が押し寄せています。シイタケの生産者で作る組合が外国の人にも受け入れられるよう、「乾椎茸(ほししいたけ)」のパッケージデザインを一新し、9日に売り出しました。
吉冨冴 記者
「こちらの乾椎茸、今までのパッケージから、インバウンド需要に合わせて、新しいデザインに変更されました」
パッケージデザインが新しくなったのは、山口県椎茸農業協同組合のスライス乾椎茸と、小粒乾椎茸の2商品です。
特徴は英語が併記されたこと。乾椎茸は英語で「DRIED SHIITAKE MUSHROOMS」と言います。
山口市の瑠璃光寺そばにある土産物屋「長州苑」では9日から店頭に並んでいます。県内各地で栽培された、木に菌を植え付けて育てる原木椎茸を使用した商品です。海外からの観光客に手に取ってもらい、日本の食文化を知ってほしいとの狙いもあります。
新パッケージには英語で乾椎茸の説明が書かれているほか「和風」を強調してサムライのイラストなどが描かれています。パッケージ変更は山口市が、ニューヨーク・タイムズの「行くべき52か所」に選ばれたことを受けてインバウンド需要増を見込んだ組合が県に相談し、実現しました。
山口県椎茸農業協同組合 松原近志 代表理事組合長
「屋根の形としてしいたけのかさがデザインの中に入っている、すごく特徴があるな。いままで乾椎茸を召し上がったことのない方に食べていただいてこんなにおいしいんだということを実感していただけたら大変うれしい」
新パッケージの商品は、山口市の長州苑や道の駅・仁保の郷など、県内5か所で販売されていて、今後取り扱う店を増やす予定です。
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