北陸銀行・単体の2024年3月期の決算は、増収増益となりました。

売上高にあたる経常収益は1008億5300万円で、貸出金の利息や有価証券利息の増加で前期比3.7%アップしました。

経常利益は、取引先の経営悪化に備える「与信費用」が大幅に減少したことなどから、前期比5億円・4.1%増の151億円となりました。

本業のもうけを示すコア業務純益は259億円で、給与のベースアップ、初任給アップやシステム更新など戦略的投資による経費が増えたことから、前期より1億円の増加にとどまりました。

北陸銀行の中澤宏頭取は今回の決算について、「計画通り以上の結果が出せている」と評価しました。

北陸銀行 中澤宏頭取:
「ここから先は次の成長につながる下地ができた。今年度以降さらに飛躍できるそういうような状況になりつつある」

能登半島地震の影響については現在は「限定的」としていて、今後、徐々に取引先の状況が明らかになってくるとしています。

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