市町村の職員として採用を希望する学生などを対象にした就職セミナーが10日、宮城県庁で開かれました。売り手市場が続くなか民間企業と人材を奪い合う状況が続いています。

県庁で開かれた就職セミナーでは、県内の市町村や広域行政事務組合などのブースが並びました。それぞれの人事担当者が就活生に仕事の内容や福利厚生などについて説明しました。

多賀城市の人事担当者:
「多賀城は創建1300年ということで、その関連の企画・運営のサポートチームがあり、若手の職員がメインになって構成されているところもある」

宮城労働局によりますと、今年3月に卒業した就職希望の学生1万7170人に対し、求人数は23万件を超え、売り手市場が続いています。

また、民間企業の賃上げなどから市町村の採用も厳しい状況となっているということです。

就活生:
「私の周りにも公務員志望の人はいるが、民間の賃上げというのと就職率の高さで民間企業と併願している人は民間企業に行ってしまう」
大河原町の人事担当者:
「応募人数が減っている状況なので、働きやすさ、育休の取りやすさ、子育てのしやすさなどアピールして民間企業に負けないようにPRした」

大河原町の人事担当者

主催する県では、今年度中に再度、このセミナーを開きたいとしています。

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