愛媛県は10日、四国電力伊方原発で今年2月29日の「うるう日」に起きた、3号機の排水処理装置の異常停止について、会社から報告を受けた対策を発表しました。

異常停止を起こしたのは、伊方原発3号機の放射性物質を含まない2次系の排水を浄化する装置で、今年2月29日の午前2時半頃、空調が停まったことで装置の一部が高温になったため、発生しました。

県が四国電力から受けた報告によりますと、空調は通常、3台設置されたうちの2台を運転していますが、その切替設定を「2月28日23時59分に停止」「3月1日0時0分に運転」と、2月29日の「うるう日」を反映していないことが、全停止の原因だったということです。

再発防止策として四国電力では、切替設定について日付をまたがない「日中」に変更したほか、自動制御のスケジュールを設定する際は今回の「うるう日」や祝日など特殊な暦を考慮するよう、仕様書にも反映するということです。

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