北海道小樽市の市立小学校で、小学校の教員免許を持たない男性が無免許で授業を行っていた問題を受け、9日、学校は保護者説明会を開きました。

 小樽市立潮見台小学校では、先月8日からの1週間、中学校の教員免許しか持たない20代の男性が、小学校の臨時免許が発行される前に当時の校長から依頼され、無資格・無報酬で授業を行いました。

20代男性が「臨時免許」が発行される前に無資格・無報酬で授業

 9日の保護者説明会にはおよそ30人が集まり、1週間のうち2日間は無資格であることを知りながら、サポートの教員をつけ担任を続けさせていたと説明しました。

 一方で、無資格であることを知らず男性に1人で任せた6時間分の授業は、無効となります。

説明会に参加した保護者「先生は熱心で子どもたちにも好かれている」

 参加した保護者
「今後もっともっとこの小学校が活性していってくれればいいんじゃないか今回はこういう事件ありましたけど」
「(この20代の男性について)先生は熱心で子どもたちにも好かれている、辞めさせたりはしないで」

 いまの校長は取材に「2日間のために担任を変えると生徒が混乱すると思った、当該の先生の責任ではない」と話しました。
 なお男性への報酬については、市教委が補償金か手当てが支払われる予定だということです。

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