千葉県柏市の道路で、自転車で走行しながら対向車線の車の前に飛び出したとして36歳の男が逮捕されました。柏市周辺では自転車で「ひょっこり」飛び出す危険な運転がたびたび目撃されていて、警察はこの男の犯行とみて捜査しています。

千葉県柏市周辺で、たびたび目撃されていた自転車による危険な運転。

先月15日、柏市内の道路を自転車で走行中に、対向車線を走っていた車の前に飛び出して通行を妨害したとして、無職の成島明彦容疑者（36）が逮捕されました。

自転車でいきなり対向車線の車の前に「ひょっこり」飛び出す危険な運転。警察によりますと、柏市と我孫子市では今年に入って、こうした運転に関する110番通報が42件あったということです。

撮影された映像をみると、自転車に乗っていた人物は金髪にサングラス姿にみえます。

警察が運転を妨害された車のドライブレコーダーなどを調べたところ、成島容疑者の関与が発覚し、自宅からは犯行当日に着ていた衣服やサングラスが押収されたということです。

取り調べに対し成島容疑者は…

成島容疑者
「自転車に乗っていただけで、対向車に危害を及ぼすような運転はしていない」

こう供述し、容疑を否認しています。

成島容疑者は過去にも埼玉県で、自転車で反対車線に飛び出す危険な運転をしたとして逮捕され、その後、懲役8か月などの実刑判決が出されていました。

今年に入って柏市周辺でたびたび目撃された「ひょっこり」自転車は、成島容疑者によるものなのか。警察が余罪を調べています。

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